2017-01-01から1年間の記事一覧
1.便潜血以外の大腸の検査方法は? 現状では大腸の主な画像検査として以下の4つの検査方法が挙げられます。 1.大腸内視鏡検査(以下、大腸カメラ) 2.注腸検査 3.CTコロノグラフィー 4.カプセル内視鏡 現在、健診の項目として認められているのは…
きたる6月23日金曜日の19時から、池袋の三省堂にて講演会を開催します。 編集者と一緒に書籍の営業に行ったところ、書店の担当者様よりオファーをいただいたのです!なんともありがたいことです…。 *講演会の詳細は前述の三省堂書店池袋本店特設サイトより…
5月19日にフジテレビの『直撃LIVE グッディ!』に出演しました。 www.fujitv.co.jp しかも、人生初のスタジオ生出演。 いや~緊張しました!(笑) みなさんもご存知かもしれませんが、前日の18日に中村獅童さんが肺がんになったというニュースが報道されま…
本日、5月19日(金)13:45~15:50フジテレビ『直撃LIVE グッディ!』に出演させていただきます。がんにまつわる様々な誤解をについて分かりやすく説明できればと緊張してます。 www.fujitv.co.jp ぜひ視聴ください! (文 近藤慎太郎) がんで助かる人、助か…
1.胃がんで便潜血は陽性にならないのか? 便潜血検査は、誤解が蔓延しているという意味でも非常に重要なポイントなので、ここ数回にわたってかなり詳細に検討してきました。 結論だけ言えば、「有用だけど十分とは言えない」ということでした。 では大腸が…
少し前の話になりますが、1月26日の木曜日にスルガ銀行ミッドタウン支店にてセミナーを開催させていただきました。 以前にたまプラーザ支店でもセミナーを開催しおり、幸い好評だったため、今回の運びとなりました。 ありがたいことです…。 ちなみにスルガ銀…
5月9日の読売新聞の朝刊に、拙著『がんで助かる人、助からない人』の広告を出しました! がんで助かる人、助からない人 専門医がどうしても伝えたかった「分かれ目」 作者: 近藤慎太郎 出版社/メーカー: 旬報社 発売日: 2017/02/25 メディア: 単行本(ソフト…
(マンガ 近藤慎太郎) がんで助かる人、助からない人 専門医がどうしても伝えたかった「分かれ目」 作者: 近藤慎太郎 出版社/メーカー: 旬報社 発売日: 2017/02/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る
さて、ここで便潜血検査にまつわる誤解をまとめておきます。 ピロリ菌と同様に便潜血検査についても、患者と医師の両方に多くの深刻な誤解が蔓延しています。 そしてその誤解は、胃がん検診における誤解よりも深刻な事態を生じる可能性が高いのです。 1.「…
4月10日月曜日に、ラジオ日本の情報番組『Hello!I, Radio』に出演させていただきました! パーソナリティは栗原美季さん。少し話しただけでも引き出しの多さが分かる素敵な女性でした。(^^) しかし10分間の生放送。あっという間でしたが、いやあ緊張し…
1.前回のおさらい 大腸がんの予防のためには、内視鏡で治療できる早期の段階、つまり、まだ大腸がんになっていないポリープの段階で病気を見つけるのがベストです。 ではポリープがあったら便潜血検査は陽性になるのでしょうか? これも報告によってばらつ…
1.前回のおさらい 便潜血検査は、便の一部を容器に入れて提出し、便の中に血液が混じっていないかどうかをチェックするという検査です。何も問題がない正常な大腸粘膜から出血することはあまりないことですが、大腸がんやポリープなどの病変があれば、便が…
1.便潜血検査って? 今回は、大腸がん検診(二次予防)について説明します。大腸がんやポリープを発見するためにはどんな検査があるでしょうか? 現在、健診や人間ドックで大腸がん検診としてまず行われるのは便潜血検査です。 これは、便の一部を容器に入…
2月の25日に、当ブログの内容を書籍化した『がんで助かる人、助からない人』が発売されました! これもひとえに当ブログにお付き合いいただいたみなさまのおかげです。心より感謝いたします。 また、気になってこまめにチェックしていたところ、一瞬アマゾン…
1.大腸がんのリスクを高めるもの 少し前回のおさらいです。 大腸がんのリスクを高める生活習慣にはなにがあるでしょうか? 国際がん研究機構IARCや国立がんセンターの発表によると、 「アルコール」 「タバコ」 「肥満(BMI25以上)」 が挙げられてい…
1.がんとポリープの違いは? 大腸がんの発生には、大きく分けて2つの経路があるといわれています。 1つは正常の粘膜から直接大腸がんが発生するというものです(パターンA)。 これがみなさんのイメージに近いものだと思います。 もう1つは、まず「腺腫…
1.増え続ける大腸がん 大腸は全長が1.5~2メートルの管状の臓器です。 それが正面から見ると「?(クエスチョンマーク)」の点の部分を抜いたような形に折れ曲がってお腹の中に収納されています。 大腸は、大部分を占める「結腸」と、肛門から入ってす…
いつも当ブログを読んでいただいているみなさま、本当にありがとうございます。 実はきたる2月25日に、ブログの内容をまとめた私の初めての著書『がんで助かる人、助からない人』が発売されることになりました! もともと出版は私の目標の一つであり、ここ数…
ミヒャエル・エンデはドイツの児童文学、ファンタジー作家です。 日本でも 以前から人気は高く、その作品にふれたことがある方も多いと思います。 エンデのデビュー作『ジム・ボタンの機関車大旅行』は、1970年代に日本で放映されていたTVアニメ『ジムボタン…
2015年に本作品は第135回直木賞を満場一致で受賞した。 流 作者: 東山彰良 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/05/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (113件) を見る 著者は、1968年に台湾で生まれたのち、小学校以降は主に日本で育っている。 20…
『カラマーゾフの兄弟』とは一体、どんな物語なのでしょうか? カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2012/02/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 本作品は、『罪と罰…
古典は優れた効用がある知的財産であって、捨て去るのはもったいない。 しかし、 難解。 訳が古臭い。 段落の区切りが少ない上に、字が小さくて読みづらい。 といった問題があります。 どうすればいいのでしょうか? そのような状況の中で、2006年から光文社…
きたる1月26日19時より、東京ミッドタウンにて講演を行います。本ブログにもある、がんにまつわる様々な誤解をを解き明かしながら“治る”がんである胃がん、大腸がんについて分かりやすく解説します。定員80名ですので、興味のある方はご予約のうえお越しくだ…
古典文学と聞くとみなさんはどんな印象を持っていますか? 難解。 訳が古臭い。 段落の区切りが少ない上に、字が小さくて読みづらい。 といったところではないでしょうか? 少なくとも、私はそう思っています。 古典、その中でも特に哲学的な作品というのは…