いつも当ブログを読んでいただき、誠にありがとうございます!
早いもので、ブログを始めてもうすぐ丸2年が経過します。
ここまで大過なく続けることができたのも、応援、ご協力いただいているみなさんのおかげです。感謝申し上げます。
ただ、ここ半年は日経ビジネスオンライン(NBO)での連載にかかりっきりになってしまい…。当ブログに十分力を入れることができなかったという忸怩たる思いもあります。
NBO連載記事は毎回文字通り全身全霊を込めて書いており、内容については、自分でもここまで書けるとは思っていなかったほど充実していると自負しています。
ただ、無料ではありますが会員登録をしないと通読できない場合もあり、一部の方には十分に満足していただけなかっただろうと思っています。
さて、そんなNBO連載ですが、先日がん検診編が一区切りつき、無事単行本になることが決定しました!!!
これも応援してくださったみなさまのおかげです。心から感謝申し上げます!
本ブログも、連載も、元々は「正しい医療情報が世の中に伝わっていない」という問題意識から始まっています。
そしてそれを裏付けるかのように、WELQ問題が発生し、世の中でも危機感の高まりを見せました。
しかし残念ながら、医療に限らず正しい情報を拾い上げるシステムを作り上げるという事は方法論的に極めて難しいことですし、実際に私たちは有効な手立てを見つけることができていません。危機感は風化しつつある、と感じています。
とはいえ、だからといって何もせずに諦めるという訳にもいきません。
ブログ、連載、そして単行本化は、共鳴してくださる方がいるからこそ実現できたものであって、その思いを裏切ることはできません。
これからも自分のなけなしの能力をフルに使って、コツコツと、焦らずに、でも止まることはなく、信じる道を進むだけです。
みなさまにも引き続き応援をいただければと思っております。
さて、単行本は、現在のところ7月ぐらいを目標に作業をしております。
タイトル未定、価格未定(おそらく1500円以内)ですが、Amazonではすでに予約が可能です。(暫定的に1728円の価格がついていますが、価格保証対象商品ですので、ご安心ください)
もしよろしければ、ぜひ予約をお願いいたします!!!
連載で解説した肺がん、胃がん、前立腺がん、肝がん、食道がん、大腸がん、小腸がん、膵がん、乳がん、PET検査、血液がん検診に関して、
- タバコを吸っている人は肺がん検診をどうすればいい?
- 胃がん検診はバリウムか胃カメラどっちがいい?
- 前立腺がんはすべて治療が必要?
- アルコールを飲み過ぎたらどうすればいい?
- 肝臓のために採血で注意すべき項目は?
- ピロリ菌の除菌でどんな病気が増える?
- 大腸カメラの受け方は?
- カプセル内視鏡で何ができる?
- 怖い膵がんはどうすれば避けられる?
- なぜ乳がんは見落とされることがある?
- PET検査って本当に必要?
- 血液がん検診ってどれぐらい有効?
- がん検診って本当に意味がある?
…などなど、「表」も「裏」もすべて解説しています!我ながら、よくここまで網羅的に書けたなとびっくりしています。
そして、決して「がん検診をどんどん受けましょう!」というような単純な内容ではありません!
メリット、デメリット、注意点など、当事者だからこそ分かることをすべて赤裸々に解説しています。
また、単行本用に「特別書下ろし」として、前回も取り上げた子宮頸がんについても解説いたしました。
正しい医療情報をみなさんに伝えるという初心を忘れず、これからも誠心誠意頑張ります。
ぜひぜひ、引き続き応援いただければ幸いです。よろしくお願いいたします!!!
(文・近藤慎太郎)
がんで助かる人、助からない人 専門医がどうしても伝えたかった「分かれ目」
- 作者: 近藤慎太郎
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