2016-01-01から1年間の記事一覧
1.がんになる割合とがんで亡くなる割合を比べると…? では、一体どういうがんが治っているのでしょうか?ここで臓器別に考えてみましょう。日本における、臓器別のがんの「罹患率=がんになる方の数(注1)」と「死亡率=がんで亡くなる方の数(注2)」を比べ…
1.すべてのがんを同列に扱うことは出来ない 「がん関連本」の2つ目の弱点です。こちらの方が、より本質的かつ致命的でしょう。 がんについての本を目にするたびに私が非常に強く疑問に思うのは、 「なぜすべてのがんを一括りにして考えるのか」ということ…
6月7日発売の「週刊FLASH」に、パニック発作の一般論についてコメントいたしました。ご一読いただければ幸いです。 zasshi.news.yahoo.co.jp 文 近藤慎太郎
1.極端な「がん関連本」の罪深さ がんに関する世の中の高い関心を反映するように、一般読者向けの本が多数出版されています。その内容は千差万別ですが、困ったことに、医療関係者からみるとその内容に「!?」と思うものが非常に多いのです。特に、「がん…
1.日本人は、どのような病気で亡くなっているのか? 厚生労働省が毎年出している人口統計を見てみましょう(図1)。 1950年以前は「結核」が死因の第1位でした。文学作品などにも見られるように、長らく死病として恐れられていましたが、抗生物質の発…
このブログに目にとめていただき、ありがとうございます! はじめに、私がなぜこのブログを立ち上げようと思ったのか、その理由からお伝えしようと思います。 1.胃がんと大腸がんは「治る」がん 私の専門は胃や大腸などの「消化管」という臓器です。消化管…
本サイトを公開いたしました。 文 近藤慎太郎