近藤慎太郎の低ハードル・ダイエット 第2回

食べたいものは食べて、最低限の運動+α(まだ見ぬ未知のTips)だけでなんとか痩せられないかという都合のいい理由で始まったのが『低ハードル・ダイエット』です。

誘惑の多い飽食ニッポンにおいて、筆者自身の体をモニターしながら、どうすれば必要最低限の努力だけで肥満を回避していけるのかという難題に回答したいと考えています。

 

現状では、週2回のスポーツジム(筋トレ1セット+有酸素運動20‐30分)と、週1回2キロ程度のジョギングを鼻歌まじりでしているだけです。

今後、おおよそ月に1回のペースで体脂肪などのチェックをし、方針の再評価をする予定です。

 

さて、よく肥満という表現を使いますが、医学的な定義はご存知でしょうか?

 

医学的には、「肥満」は「BMI25以上」のことです。

BMIというあまり聞きなれない言葉が出てきましたので、ここでその概念について説明します。

BMIというのはBody Mass Indexの頭文字をとったもので、身長と体重のバランスを見る指標になります。体重を、身長(メートル換算)の2乗で割ることによって算出します。

たとえば身長170㎝(1.7m)、65㎏の方の場合、

BMI=65/1.7二乗=22.5

となります。

22が理想といわれており、大きくなればなるほど肥満、その逆がやせ、という事になります。

BMI25以上の肥満というのは、170㎝の方だと、72.25キロ以上という事になります。

みなさんもぜひ自分のBMIを測ってみてください。

 

それを踏まえたうえで、日本人の肥満の割合はどう推移しているのでしょうか?

下のグラフは、厚生労働省が発表している統計です。

 

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女性では肥満の割合はほとんど変化していませんが、男性ではすべての年代において肥満が一貫して増加していることが分かります。

 

肥満は様々な病気の原因になることが分かっています。なんとしても、この現状を改善する必要があるのです。

 

 

さて、そんな問題提起をした後ではなはだ気後れしますが、この1週間で私が食べたものを発表します。

一覧にすると、自分がいかに脂肪分の多い炭水化物が好きなのかということが分かります。

 

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立川『かにチャーハンの店』(写真 左列・上)

旨いうえにボリュームもかなりある。昼時になると、血走った眼をしたサラリーマンが次々と店内に吸い込まれていく。

カニの出汁が効いた味噌汁もグッド。

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新橋『ビーフン東(あずま)』(写真 左列・下)

ホームページによると、

「当店の歴史は、初代が石川県で日本料理店を営んでいたことに端を発します。明治中頃に台湾に渡り、日本海軍指定の料亭として営業、第二次大戦中にはマニラにも支店を出しておりました。」

とのこと。

卓上にあるにんにく醤油をかけながらいただく。麺も具材も一つひとつ納得のおいしさだが、あくまで昔ながらのビーフンであり、目から鱗が落ちるようなものではないと思う。しかし店のたどった歴史やたたずまい、そして常連さんに愛されながらいまだ新橋で営業を続けているという事実にロマンとノスタルジーを感じる。ちまきも有名なようなので再訪したい。

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(文・近藤慎太郎)

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