医師が新型コロナウイルスのワクチンを接種した経過を、抗体検査キットを使って報告します(第1日目)

医師兼マンガ家の近藤慎太郎です。

 

本日、新型コロナウイルスのワクチンを接種しました。

今後の経過を、抗体検査キットを使って、みなさんにご報告していきたいと思います。

 

みなさんご存知の通り、新型コロナウイルスの流行はいまだ収束していません。

一都三県は緊急事態宣言のさなかですが、

「メディアで報告される感染者数が少しずつ増えている…?」

と感じている人も多いのではないでしょうか。

今後、第4波、第5波が間違いなく来ると考えている専門家も多数います。

 

ずっと緊急事態宣言を継続するわけにはいかないので、

今後のカギになるのは間違いなく

「ワクチン接種」と

「治療薬」の開発です。

後者については、もちろん現在も入院するような患者さんには様々な治療薬が投与されていますが、

基本的には注射製剤で、自宅などで投与できるものではありません。

インフルエンザにおけるタミフル、イナビル、リレンザのような、

内服薬、吸入薬ができることが待ち望まれます。

 

前者、ワクチンは世界中で多数のメーカーが開発をしており、

日本でもファイザー製のワクチン接種が始まりました。

まずは医療従事者、高齢者、高齢者施設などの従事者、基礎疾患(糖尿病など)を持つ人に対するワクチン接種が始まりました。

 

しかし、本ワクチンについては、メディアを通じて

「副作用のアナフィラキシーショックが多いらしい」

「効果が低いらしい」

「いや、効果が高いらしい」

「いやいや、抗体ができても、長続きしないらしい」

など様々な情報が錯綜しています。

 

「本当のところはどうなの?」

と何を信じて良いのか疑心暗鬼になっている方も多いと思います。

 

そんな中、本日(3月11日)私は勤務施設において、新型コロナウイルスのワクチンを接種する機会に恵まれました。

そこで、

「ワクチンの副作用は強いのか?」

「発熱、疲労感などは起きるのか?」

「抗体は何日目ぐらいから出てくるのか?」

を、自覚症状や体温、抗体検査キットなどを用いて、

報告していこうと思います。

 

もちろん、あくまで私1人のケースですので、

みなさんに100%適用できるような内容ではないと思います。

しかし、みなさんの今後の判断材料の一つになれば幸いです。

 

本日朝の体温は36.3℃

体調は良好。

もともと大きな基礎疾患はありませんが、尿酸値が多少高いので、

ユリノームという薬を飲んでいます。

花粉症はありますが、食物や薬による明らかなアレルギーはありません。

 

そして、本日接種前の抗体検査は「陰性」でした。

 

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「C」の部分に赤い線が出ているのは、「検査が上手く行っている」という意味なので、問題ありません。

「G」か「M」の部分に赤い線が出ると、「陽性」を意味します(この点については機会を改めて解説します)。

 

そして本日の16時30分に第1回目のワクチンを接種しました。

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汚い写真で恐縮ですが、

上の黒い矢印がほくろで、

下の赤い矢印がワクチンを打ったところです。

 

打ってから15分、経過観察してもらいましたが、

幸いアナフィラキシー症状は出ませんでした。

多少腕が重いかなとは思いましたが、気のせいかもしれません(汗)。

痛み、腫れは今のところありません。

 

さて、今後どうなるか、またご報告いたします!

 

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